当院では親知らず=抜くだけではありません!
今後長期的に必要な歯はなるべく残す方法を考えていきます。
横をむいていたり、変な方向を向いている歯等は仕方がないですが、状況によって臨機応変に対応していきますので、まずはご相談くださいね!
状況に合わせた対処・治療例
CASE1
こんなときは抜きましょう
上の歯が下の親知らずを咬んでいます。
CASE2
検討していきます
手前の歯との間に物が入り、虫歯ができやすい状況です。
どちらかというと抜く方向で考えます。
CASE3
検討していきます
上の歯が正常に生えるかもしれませんので
しばらく様子をみます。
CASE4
抜きましょう
上の親知らずが伸びてきて下の歯ぐきを咬んでいます。
こんなときはご相談ください。
親知らずは、必ず抜くというものではありません。正しく生えている、周囲の歯や歯ぐきに悪影響がない、ちゃんとブラッシングできている、といったいくつかの条件が揃えば、抜きません。
抜かずに残して、「噛む」という私たちにとって大切な機能を全うしてもらいましょう。
ただ、ご自身での判断は禁物です。痛みがなくても、抜いた方が良いというケースも存在します。以下のような症状に気づいたときには、当院にご相談ください。
- 親知らずに痛み、腫れ、違和感がある
- 親知らずに食べ物がよく詰まる
- 親知らずがずっと中途半端に顔を出している
- 親知らずが極端に伸びている
- 親知らずやその手前の歯に虫歯ができた
- 親知らずやその手前の歯が磨けていないと指摘されたことがある
“抜くべき親知らず”を放置していると…
抜いた方が良い親知らずを放置していると、以下のような事態に陥ることがあります。
虫歯や歯周病のリスクの上昇
汚れやプラークが慢性的に溜まってしまうことで、親知らずやその手前の歯が虫歯になったり、歯周病になるリスクが高まります。
※そもそも親知らずは、物理的に歯ブラシが届きにくい歯です。正しく生えている方も、普段から特に丁寧に磨いておく必要があります。
歯並びの悪化
親知らずが斜め、真横に向かってに生えている場合、手前の歯を押すことになります。手前の歯だけでなく、その手前、さらにその手前、と前歯の歯並びにまで悪影響を及ぼすこともあります。
歯ぐきの炎症
埋まった親知らずの圧迫や、伸びすぎた親知らずが粘膜を傷つけることなどにより、歯ぐきの炎症を引き起こすことがあります。
親知らずの抜歯をご検討の方は、妊娠前にご相談ください
妊娠中は、ホルモンバランスの変化、体調の変化により、虫歯や歯周病になりやすい時期です。それまでなんともなかった親知らずが、痛みだすことがあります。
妊娠中も、5カ月目以降であれば抜歯は可能ですが、心身の余計なストレスになることが懸念されます。また麻酔の使用も問題はありませんが、やはりお母様、お父様としてのお気持ちを察しますと、心配される方もいらっしゃるかと思われます。
親知らずの抜歯をご検討中の方は、妊娠前に一度ご相談に一度ご相談いただくことをお勧めします。